うたを一瞬で変える方法。
今日は失敗で落ち込んだこともあったけど、嬉しいこともあった。
レッスンでは、色々な年代の方をレッスンしているけど、小学6年生を個人レッスンした。
いつも恥ずかしがり屋のその子は、歌は大好きだけど、恥ずかしいんだよね。
でも、今日はこれを試験で歌うから一緒に歌いたいって、曲を持ってきてくれた。
その曲は『いのち』という歌。
広島の人に対して書かれた曲。
一度歌ってもらったあとに、どんなこころでうたいたいと投げかけたら、
最近広島で被爆した人のお話を聞いたときに、『自分は生きていてよいんだろうか』って思っているんだっていっていたから、私は生きていていいんだよって、気持ちで歌いたいと話してくれた。
どうしたらこのこころが伝わるのか、嚙み砕くために、歌詞を読んでもらった。
もう何回も歌ったことがある曲で、もう飽きていたんだけど、歌詞をしっかりこころで理解したことで、メッセージをどう歌にのせたらよいのかわかったみたいだった。
その子は、普段は恥ずかしがって私の目を見てお話できないこともあるけど、何をうたで伝えたいのか、どんな風にうたを聴いている人に感じて欲しいのか、この歌詞をどう表現したいか。。。
じっくり歌詞と向き合ってお話したら、じっと真剣に目を見て歌詞を話し、うたを歌ってくれた。
はじめ歌った時より格段に伝えたいという意思のあるうたを、また、声にも伸びがあって、変わった。
うたを一瞬で変える方法は、こころに気がついて、何をしたいか決めること。
はっきり言って、うたを学ぶ時、プロもアマチュアも関係ないと思う。
その人がうたで何を伝えたいかが大切で、それを伝えるためにうたをいろんなレベルで学ぶんだと思う。
小学6年生の子と、88歳でも質問することは同じ、これ歌った時聴いている人にどう感じて欲しい?このうたにはどんなメッセージがあると思う?
みんな自分なりに考えてそれを表現すればいいんだと思う。
今日はやっぱりそうだよね。って、思えた。
様々な年代の人にうたを教えているけど、その人の伝えたいメッセージに寄り添える人になりたいと改めて思った。
今日は失敗もあって落ち込んだけど、いい日だった。
写真は大好きなカフェでのキャンドルナイトディナーの写真。
こころが伝わってくるお料理でした。
大好きです。
こころがないものは面白くない。
どんなジャンルでも、人間でもこころを大切にしている人が何かをすると面白い。
これから静岡♡
ゆっくりと電車の旅ー!