2月の文化庁熊本研修
今日から明日まで熊本で研修。
先月は、2月1.2日に熊本に行かせていただきました。
今回もそうですが、文化庁の人材育成プログラムの一環で研修させていただいています。
内容は下記より
初めての熊本は、被災をテーマの研修でした。
大きな被害があった平成音楽大学、
今でも、体育館の中では、四つに仕切られて、授業や、図書館、事務があったりする状況でした。
震災の時期は毎日、演奏を学生がしたそうです。
被災地の今の現状、
その中で熊本の歌を作られた学校があり、
そちらで歌唱指導もやらせていただきました。
その中で、音楽芸術がどのような役割をしたかをお聞きする機会がありました。
あるお二人から感じたこと。
何かを行動し始めるときどうしたらいいか
《私ができることはなんだろうか》
とても考えさせられました。
その中でも、自分自身の普段の活動を通して、それぞれがどのように活動しているか、何のために動いているのかが問題になるのではないか、また、何をメッセージとして自分から届けていきたいかを大切にしていくと、同じ意思のある仲間が集うのではないかと感じました。
大江小学校で、絵本作家である葉山祥鼎さんのお話、東町中学校でくまもと音楽復興支援100人委員会音楽の炊き出しコンサートの坂本一生さんのお話の中で、企画立案し行動されている方に共通されていることは、出来る事から小さい事でも行動を始める事であると気がつきました。
葉山祥鼎さん、坂本一生さんの活動に込められたメッセージ
・毎日毎日の積み重ねで、大きなことができる事
・自分の出来る事、やりたいことで活動する事。
・即行動する事。
・協力して仲間とともに行動する事。
・人に求められてから行動する事。
葉山祥鼎さんからこれから生み出していく子供たちに対するメッセージ
・自分の感覚に聞いてみる事
・静寂の時間を持つこと
・自分の喜びも感じる。
お二人の話から、私は上記のこのように思いました。
特に坂本一生さんのお話では、これから音楽家がどのように行動していくべきか、何の為に行動するべきかをご提案いただけたように思います。
・音楽はけして小さな力ではないこと。
この言葉は、音楽家として活動している私にとって、言って欲しかった言葉かもしれません。
この言葉を柱に、理科の先生の坂本さんが音楽団体を立ち上げ、活動さてれていることに私は大きな力を感じました。私が活動していて、音楽でもちろんできることがあると考えて行動していましたが、社会の中で音楽で生きていくと決めたときに自問自答することがありました。だからこそ、音楽関係ではない方から自信をもって言われていたので、エールに感じたのだと思います。
音楽ができること
・癒し
・生きる力
・コミュニティ作りのきっかけ
この三つに関しては、明確に音楽の力のメリットをご提案されていて、とても共感しました。
これを明確にして活動をしているからこそ、この三つの柱に共感した人たちが集まり、必要とされる活動ができているのだと思いましす。
共感したからこそ、今後はよりこのテーマを大切に企画立案し活動していきたいと思います。
お二人の活動から、私が感じたイベントを立案するうえで大切なことは、
・伝えたい、共有したい信念のあるメッセージがあること
・自分も喜び、人も喜ぶ循環がうまくいったことが多くの人に必要とされること
・一人ではなく仲間でやること
この三点だと思います。
私自身が、これからいろいろなテーマで企画していく中で、まだまだ本質はつかめていない気がします。
ビジネスの知識も本来は必要だと思います。
だけど思うことは、一人でやらないこと。
いろいろな人たちのお話しを聞いて、これをすごく感じました。
歌でも、喉だけで歌うと悲鳴を上げてしまいます。
だから、体のいろんな部分に助けてもらう。
全部一緒だなと思いました。
その中で、自分が何ができるのか。
常に考え続けること。
それが大切。
そんな風に感じました。
今も熊本に来ていますが、今回の件はまた書きます。
今なにができるか吸収してきたいと思います。